三井ガーデンホテル柏の葉パークサイド

ホスピタリティを追求したホテルは、すべてのゲストに優しく寄り添う宿泊体験を創出

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三井ガーデンホテル柏の葉パークサイドサムネイル

メンバー

Member

案件の性質を見極め、
ホテルデザインに特化した
チームを編成

岩谷 潤樹さん画像

IWAYA JUNKI

SALES

伊藤 るみさん画像

ITO RUMI

DESIGN

小林 創さん画像

KOBAYASHI SO

DESIGN

小笠原 健二さん画像

OGASAWARA KENJI

FF&E DESIGN

矢野 正次郎さん画像

YANO SHOJIRO

ENGINEERING

登坂 亮太さん画像

TOSAKA RYOTA

ENGINEERING

小杉 歩さん画像

KOSUGI AYUMU

CONSTRUCTION

テーマ

Theme

がん患者様を含むすべてのゲストの
気持ちに寄り添った、
安心安全で、快適な宿泊施設づくり

国立がん研究センター東病院に隣接するホテルを設立するにあたり、患者様にとって安全な客室を設計する必要があった。また機能性だけではなく、滞在する方が癒され、心を動かされてメンタルコンディションの回復につながるようなホテルが求められた。

患者様にとっての安全性と
利便性を追求した空間の実現

がん治療をサポートする新たなホテルとして、患者様が安全に過ごすための設備や、生活において便利な機能を客室に備えることは必須であった。さらに、ホテルの特性上、長期間宿泊される方がいらっしゃるため、リモートワークや食事など日常生活を意識した設計が必要とされた。

宿泊施設全体で、
ゲストの心を癒す雰囲気を醸成

患者様の不安を少しでも和らげるために、居心地の良い空間を作りたいというご要望をいただいた。さらに共用部を含めたホテル全体で、すべてのゲストの心を癒し、活力を与えるような雰囲気づくりが必要であった。

すべてのゲストにとって
真に「居心地の良い」ホテルとは

ソリューション

Solution

がん患者様のための機能と
ホテルデザインの知見を掛け合わせ、
ゲストに寄り添う宿泊施設を設計

客室はただ滞在するための部屋ではなく、バリアフリーの設備と機能を備え、患者様が安全に過ごせる安らぎの空間に仕上げた。施設全体は<ORANGERY(温室)>をコンセプトに、ゲストに癒しと活力を与えるデザインで、患者様の気持ちに寄り添うことを追求した。

がん患者様のための
機能

癒しと活力を与える
ホテルデザイン

日常感

Result 01

一般的なホテルにはない
がん患者様向けの設備と機能を備えた客室

国内初のオスメイト対応トイレや転倒防止バー、緊急時の呼び出しボタンといった専用の設備を客室に備え、患者様の利便性を向上。床の表面には抗菌性・防汚性に優れた材質を使用し、清掃のしやすさや衛生面にも気を配った。
また、冷凍・冷蔵庫、キッチン付きの部屋、リモートワークに適したデスク付きの部屋もあり、長期的な目で見た利便性や過ごしやすさも考慮。

Result01イメージ
Result01イメージ

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Result 02

まるで自宅にいるような
居心地の良さと安心を感じるデザイン

「レジデンシャルライク」をキーワードに室内をデザイン。いわゆるホテルライクな作り付けの家具ではなく、置き家具を採用し、自宅にいるような安らぎを感じられる設計とした。
またインテリアには、隣接する公園の景観を取り込むような、緑やウッド調の優しい色味を使用し、患者様の心に寄り添うムードを演出。

Result02イメージ
Result02イメージ

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Result 03

落ち着きの中に華やかさを感じる
内装で、
ゲストの活力を呼び起こす

エントランスに入った瞬間、開放感あふれるダイナミックな吹き抜けの空間が広がる。デザインコンセプトの「ORANGERY」(温室)を象徴する場所。温室の窓から見える緑の風景を模したタイル張りの意匠や、室内を優しく照らす大きなペンダントライトで、温かみとエネルギーを感じる空間を作り上げた。
さらに、「ORANGERY」がヨーロッパにあることから連想して、どこか異国情緒を感じるような家具選びや、旅にでかけたいと前向きな気分になれるような明るい色使いを意識した。

Result03イメージ
Result03イメージ

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ソリューションポイント

Solution
Point

ご要望をしっかりと汲み取りながら、
最適なソリューションを提案
コストと意匠の両立にも気を配り、
空間を作り上げていった

Hearing

ヒアリング

伊藤 るみさん 画像

伊藤 るみ

ITO RUMI

設計・デザイン

事前にホテルの方針資料をご共有いただき、そこから要件やご要望を抽出しました。さらに、本プロジェクトの理想として掲げられていた海外施設の最先端の設備や設計を研究し、理解を深めました。

Planning

コンセプト設計

伊藤 るみさん 画像

伊藤 るみ

ITO RUMI

設計・デザイン

事前資料のご要望を実現することに加え、滞在した患者様の活力が湧くようなホテルを作りたいと考えました。落ち着きもありつつエナジーを感じる空間を実現するべく、コンセプトとして「ORANGERY」を提案しました。

岩谷 潤樹さん 画像

岩谷 潤樹

IWAYA JUNKI

営業

理想的な意匠計画とコストとのバランスを保つため、隔週のペースで提案内容とコストを調整しながら、クライアントとの認識の統一を図りました。また、病院を利用する患者様が求めるであろうスペックを提示し、費用対効果の高い施策を提案するようにしました。

Design

デザイン

伊藤 るみさん 画像

伊藤 るみ

ITO RUMI

設計・デザイン

コンセプトをしっかりと体現できるよう、エントランスの意匠には特にこだわりました。温室の窓をイメージさせる格子を施し、吹き抜けには印象深い有機的な形状のペンダント照明をデザインしました。また、2階のラウンジにスペースを作り、患者様をサポートするスタッフが滞在できる部屋を用意。限られた空間の中に必要な機能を収める点にも留意しています。

小林 創さん 画像

小林 創

KOBAYASHI SO

設計・デザイン

エントランスの吹き抜け部分には植物を模したタイルワークを施し、温室の窓の奥に見える生き生きとした緑を表現しました。また、客室はクライアントからのご要望であった「レジデンシャルライク」のニュアンスをしっかりと咀嚼。複数回の打ち合わせでインテリアムードの方向性を固めることで、客室のデザインに落としこみました。また、コストパフォーマンスを考慮し、自然の木材にできるだけ近いイミテーション材を探すことにも注力しました。

岩谷 潤樹さん 画像

岩谷 潤樹

IWAYA JUNKI

営業

通常のホテルには、「非日常」を求められることが多いですが、このホテルで必要とされたのは、長期滞在する患者様の不安を和らげる「日常」の雰囲気。それを叶える客室を実現できたと感じています。ご要望を汲み取り、温かみと安心感のある客室を生み出せた点が、今回のプロジェクトの評価に繋がっていると思います。

小笠原 健二さん 画像

小笠原 健二

OGASAWARA KENJI

FF&E設計

FF&E(家具・什器・備品)の実施設計を担当しました。がん患者様にとっての安全面を考慮して、客室の既製品脚のテーブルは3種類ほどの実物を用意し、危険性がないか検証しながら方針を固めました。

Construction

施工

矢野 正次郎さん 画像

矢野 正次郎

YANO SHOJIRO

工務

特注家具の物流管理を担当しました。当時、新型コロナ感染拡大によるロックダウンが行われ、家具製作や海上輸送の物流に大きな影響が及びました。予期せぬ状況でしたが、関係者との情報共有を密に行い、進捗状況を迅速にクライアントに報告することで、滞りなく管理を進めることができました。

登坂 亮太さん 画像

登坂 亮太

TOSAKA RYOTA

工務

他社との工事区分や工程・仮設計画の調整、諸官庁への確認、協力業者の選定など幅広く担当しました。患者様のことを第一優先に考え安全面に配慮し、仕様変更にも柔軟に対応しました。

小杉 歩さん 画像

小杉 歩

KOSUGI AYUMU

工事

全室の工事に携わりました。新型コロナ感染拡大による影響下での納期の大きな変更という難しい状況の中、現場をコントロールし、スムーズに工事を完了することができました。

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