天神ビジネスセンター NECグループオフィス
企業として目指すべき「働き方」を明文化し、グループ会社のシナジーを加速させるオフィスを創出
- NOZOE YASUHIRO
- KINOSHITA TAKAHIRO
- SHINTANI MAYA
- TSUTSUMI CHIKA
- SHIMAZU TOMOKO
- WATANABE TAKASHI
- #オフィス
- #新築
- #コンサルティング
- #働き方提案
- #オフィス移転
メンバー
Member
PM(プロジェクトマネジメント)・
働き方コンサルティング・
空間デザイン・設計・施工まで、
トータル提案を実現できるメンバーを
集結させ、チームを編成
NOZOE YASUHIRO
SALES・CONSTRUCTION
KINOSHITA TAKAHIRO
CONSULTING
SHINTANI MAYA
CONSULTING
TSUTSUMI CHIKA
DESIGN
SHIMAZU TOMOKO
DESIGN
WATANABE TAKASHI
PLANNING
テーマ
Theme
ワーカーの働きやすさと
働きがいを高め、
グループシナジーが向上する
オフィス環境の構築
九州エリアのNECグループ7社の主要拠点を、天神の新オフィスに集結させることになり、会社間の連携強化とシナジーの創出を促す新しいオフィスづくりのご要望をいただいた。NEC社は、社員の自律的な働き方によるハイブリッドワークを定着させ、働きがいを高めていく「Smart Work 2.0」というビジョンを策定しており、その実現が求められた。
会社間の隔たりをなくし、
社員同士の交流を活性化
社員が多様な働き方を実現しながら、会社間で交流を図れる空間の工夫を求められた。
社員が愛着を感じ、
働きやすさを実感できる空間づくり
社員が自然と通いたくなるオフィス空間にしたいというご要望をいただいた。また、グループ同士の交流だけではなく、来訪者とのコミュニケーションも活発になるような工夫が必要とされた。
会社や組織の枠を超えた「シナジー」の
創出を導くための空間とは
ソリューション
Solution
自然と交流が生まれる
3つのエリアと
社員との共創で、「One NEC」の
コンセプトを実現
NEC社の想いを実現するため、「会社」「組織」「個人」の壁を壊して一つになる「One NEC」をコンセプトとして提案した。多様な働き方とシナジーの創出のため、趣向の異なるワークスペースを設計。3つのエリアをシームレスにつなぐため、動線上の交点に「NODE」ポイントを設置。社員共創によるアートワークで、愛着のある空間に。
グループ会社の融合
働きやすさ・働きがい
社員による
共創アートワーク
Result 01
交流を自然と促進する「NODE」で
3フロアをシームレスにつなぐ
社員が自然と立ち止まり、集まりやすい交点「NODE(ノード)」を配置し、NODEをつなぐような動線を提案。具体的には、3フロアをつなぐメインの動線上にスタンディングスペースやユーティリティエリア、カフェテリアなどを配置するレイアウトを施し、自然とコミュニケーションが芽生える空間デザインに仕上げた。
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Result 02
「Work」「Social」「Creative」を
設定し、
生産性、交流、創造性を
高める戦略的なデザインに
「Work」エリアでは、画一的ではなく様々なレイアウトパターンのワークスペースにすることで、一人ひとりが働きやすさを感じる場所を選択可能にした。「Social」エリアはNODEを含めたコミュニティ形成の場として、社員が集いやすく信頼関係を育める空間にデザイン。「Social」エリアに隣接する「Creative」エリアでは、オープンな会議空間や可動式の什器を配し、柔軟なコラボレーションを後押しする空間にした。
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Result 03
地域性を反映したデザインで、
社員が愛着を感じる空間を創出
社員にオフィスへの愛着を持ってもらいたいというご要望に対し、地元出身の社員が多い特性を踏まえ、九州の伝統的な風景を空間デザインに取り入れることを提案。エントランスには九州から着想を得たデジタルサイネージを設置。ワークスペースは各フロアごとに「脊振山地(せふりさんち)」「博多湾」「筑紫平野」のデザインテーマを設定した。このアプローチには、社員の地域への愛着を深めるとともに、来訪者に九州拠点のブランドイメージを訴求する狙いもあった。
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Result 04
オフィスを使う当事者と
より良いオフィス空間の構築を目指す
ワーカーがオフィス統合を自分事として捉え、オフィスに愛着を感じられるように、社員も空間デザインのプロジェクトに参加。NECグループ社内で若手メンバーをアサインし、三井デザインテックの設計・デザイン担当者と、会議室のテーマやマテリアルの選定などを一緒に行った。また、全社員参加型で、共創アートを作り上げた。
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ソリューションポイント
Solution
Point
個人の新しい働き方と
グループシナジーの創出を目指す、
NECの理想を叶える空間づくりを意識
Consulting
コンサルティング
木下 貴博
KINOSHITA TAKAHIRO
コンサルタント
グループ7社の社員の皆様に、新しい働き方と働く環境を自分事として捉えていただくために、どのようなコンセプトが適切か、どのように社員をプロジェクトに巻き込むべきか検討し、計画に反映させながらプロジェクトを推進していきました。また、社員が自律的に業務内容や気分に合わせて、場所を自由に選択する働き方「ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)」の実現をどのように体現するべきか、設計・デザインのメンバーと協議を重ねました。
新谷 真弥
SHINTANI MAYA
コンサルタント
移転後、社員の方々に移転後に新しいオフィスをスムーズに使っていただくために、オフィスの運用ルール策定のサポートをさせていただきました。移転かつ7社集約のオフィスだったため、クライアントと一から相談しながら、各エリアの使い方や詳細な運用ルールなどを策定しました。
野添 泰敬
NOZOE YASUHIRO
営業・工事
「One NEC」というコンセプトを具体的な設計・デザインに落とし込む過程で、コストとのバランスを重視しました。予算内に収めつつ、コンセプトも損なわないように、クライアントと綿密に調整し、コストとデザイン性の両立に注力しました。
Planning
コンセプト設計
渡部 崇
WATANABE TAKASHI
設計
「One NEC」に沿って理想の働き方を実現するために、エリア設定、ゾーニング、レイアウトを担当しました。コンサルタントやデザイナーの意見を取り入れ、プランを精緻化していきました。各領域で専門性の高いメンバーが揃っていたため、スムーズな連携を通して、クライアントのニーズを高い精度で満たせる提案を行えたと考えています。
堤 知佳
TSUTSUMI CHIKA
設計・デザイン
完成後に愛着を持てるオフィスにするためには、クライアントの具体的なご要望に合わせるだけではなく、本質的な働き方の課題を抽出しなければいけません。そのためにもクライアントや社員の皆様と真剣に向き合い提案を進めていく心構えを大切にしました。
島津 朋子
SHIMAZU TOMOKO
デザイン
NECの若手社員様を含めて様々な社員の皆様からご要望をいただきながら進めたプロジェクトだったため、ニーズを適切に理解することに注力しました。ご要望と現実性のバランスを取りながら、現実的かつ望ましい結果を生み出すことを重視しました。
Construction
施工
野添 泰敬
NOZOE YASUHIRO
営業・工事
新築ビルへの各テナントの一斉入居工事の中、他テナント工事業者やビル施工ゼネコンとの調整に尽力しました。短工期でしたが、デザインを具現化した上で運用性・安全性にも配慮した施工が行えたと考えています。
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