川崎重工業株式会社 東京本社

社員全員がスピーディに働くための、「Engine(心臓部)」となるオフィス

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川崎重工業株式会社 東京本社サムネイル

メンバー

Member

コンサルティングからプロジェクトマネジメント、
設計・デザイン、工事まで一気通貫で関わるチームを編成

川﨑 大樹さん画像

KAWASAKI DAIKI

SALES

紙山 侑季さん画像

KAMIYAMA YUUKI

SALES

新谷 真弥さん画像

SHINTANI MAYA

CONSULTING

梅岡 佐知子さん画像

UMEOKA SACHIKO

DESIGN

渡部 崇さん画像

WATANABE TAKASHI

PLANNING

飯野 裕司さん画像

IINO YUJI

CONSTRUCTION

テーマ

Theme

オフィスリニューアルを通じて
社会の変化に適応できる、「新しい働き方」を提案

「社会の変化に対して、スピーディに変化できる会社をつくりたい」というトップメッセージのもと、働き方改革に取り組んでいる川崎重工業株式会社。東京本社オフィスをリニューアルするにあたり、社員のワークショップを通じて「目指すべき働き方」と「目指すべき方向性」を再定義した。

「社会の変化に対して
スピーディに変化できる会社」を体現

川崎重工業株式会社が、本社部門と全事業部門が入居する東京本社オフィスのリニューアルを決定した。それに伴い「トップメッセージを体現できるようなオフィスが欲しい」というご要望をいただいた。

本社ビル全体を巻き込んだ
大規模リニューアル

担当したのは、本社ビル1階~10階の10フロア。社員がオフィスに「居ながら」の改修工事を行う必要があったため、業務に支障が出ないよう、工程の調整をする必要があった。

社会の変化に適応できる
新しいオフィスのあり方とは

ソリューション

Solution

社員が一致団結して、スピーディに働くための
「Engine(心臓部)」となるオフィス

ワークショップから導き出した3つの要素である「一体感」「スピード」「挑戦」を掛け合わせ、社員が活き活きと働くための「Engine(心臓部)」となるオフィスを創出。10フロアの役割と機能を整理し、執務フロアには仕事内容に合わせた働き方ができる3つのエリアを設定。ABWを実現した。

各フロアの
機能を整理

「居ながら」
リニューアル

マインドセットを
変える
浸透プログラム

Result 01

ソロワークからグループワークまで、
仕事内容に合わせた働き方ができるオフィス

各執務フロアには、それぞれ9色のコーポレートカラーを採用。メインの出入口を抜けた先にCommunityエリアを設計し、ドリンクコーナーを有するカウンターやテーブル席を円形に配置した。社員同士の偶発的な出会いを生み出している。中心部のシンボルツリーには植物育成ライトを照射し、「社員とともに成長するように」という思いを込めた。クイックミーティングができるエリアや、個人作業ができるエリアも。

Result01イメージ
Result01イメージ

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Result 02

「LAND」をテーマにした、
グリーン×インダストリアルなカフェエリア

2階のカフェエリアは、グリーンの要素を意識した「LAND」がテーマ。執務エリアと同じく、成長するシンボルツリーを配置した。ツリーの植木鉢は、エンジンの一種である「タービン(円板に多数の翼を付けた翼車)」がモチーフ。「タービンの上で緑が生い育っていく」というストーリーで、社員からのリクエストにより制作された。カフェの名称は社内投票で決定。社員にとっても思い入れのある空間ができた。

Result02イメージ
Result02イメージ
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Result 03

ワーカーサポートエリアで、
効率的な業務を推進

カフェエリアの隣には、企業・組織を超えて利用できる「ワーカーサポートエリア」を新設。日々出張者が訪れる中で、タッチダウン的に業務を遂行できる場や、WEB会議用の個室ブースの設置など、業務効率化につなげた。サポートデスクのそばには、物販エリアやリフレッシュコーナーも用意している。

Result03イメージ
Result03イメージ
Result03イメージ

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Result 04

ゲストフロアでは、原点に立ち返りながら、
未来に向かって駆け抜ける様子を表現

9階のゲストフロアでは、同社の歴史の重みを感じさせるシックな内装をベースに、「変化していく」という思いを表現。ロビーの照明は「未来に向かって駆け抜ける」イメージを、壁面の植栽は「若々しく成長する」イメージを伝えている。同エリアにはVIP用の会議室とラウンジに加えて、同社の歴史や同社ゆかりの品を展示するギャラリーも併設した。原点に立ち返りながら、未来に向けて思いを馳せる場になった。

アートディレクション / 乃村工藝社
エントランスアートワーク / WE+
アートコーディネーション / The Bee’s Knees inc.

Result04イメージ
Result04イメージ
Result04イメージ

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ソリューションポイント

Solution
Point

社員が「居ながら」のリニューアルを約3年かけて実施。
事後フォロー含め、新しい働き方を浸透させた

Hearing

ヒアリング

川﨑 大樹さん 画像

川﨑 大樹

KAWASAKI DAIKI

営業

クライアントからのご要望は2つありました。1つは「オフィスを経営資源として捉え、『企業と顧客の接点』そして『企業と社員の交流を生み出す場』に変えていきたい」。もう1つは、「ソフト・ハードの両面から、ニューノーマル時代の働き方を実現したい」。これらを考慮しながら「目指すべき働き方」を設計し、クライアントと共に理想の働き方を実現するための、ゾーニング・プランを策定していきました。

Planning

コンセプト設計

渡部 崇さん 画像

渡部 崇

WATANABE TAKASHI

設計

執務エリアのゾーニングを含め、設計の取りまとめ役を行いました。執務エリアは入口周辺を人が集まる「Community」エリアとして設計し、そこから「Co-Creation」エリア、「Drive」エリアにつなげています。パブリックからプライベートへと移行するイメージで、チームの力と個人の力を最大限発揮できるようにしました。「Community」エリアの家具は円形に配置し、「円陣」を表現しています。

Concept & Design

コンセプト&デザイン

梅岡 佐知子さん 画像

梅岡 佐知子

UMEOKA SACHIKO

デザイン

デザイナーとして各エリアのデザインを担当しました。クライアントのありたい姿を形にするのはとても大変でしたが、1階から10階まで貫いたコンセプトを掲げ、デザインに落とし込んだところが良かったのではないかと思います。特に各階の執務エリアのテーマカラーを、クライアントゆかりのカラーで振り分け、各階のコンセプトにした点はとても評価されました。

コンサルティング担当さん 画像

コンサルティング担当

初期の段階で「会議室がもっと欲しい」という話題があったのですが、コンサルがよくよくお話を伺ってみると、不足しているのは会議室ではなく「社員同士が気軽に打ち合わせをする場」や「WEB会議用の個室」であるということが分かりました。そこで執務エリアには、少人数から利用できる多様なオープンスペースや、WEB会議用の個室をたくさん用意しました。会議の内容や人数に合わせて使い分けていただけます。

Price quote

見積り

紙山 侑季さん 画像

紙山 侑季

KAMIYAMA YUUKI

営業

営業としてコスト・コントロールを担当しました。最初の仕事は、川﨑が作成した概算見積書を参考に、見積書を作成したこと。今回は全10フロアの大きな工事だったため、実際の工事に入ってからも、フロアごとに追加変更工事が発生するなどの変更点がありました。その都度、クライアントに工事の変更点とそれに伴うコストの変動を説明し、スピーディに現場に反映させました。

Construction

施工

飯野 裕司さん 画像

飯野 裕司

IINO YUJI

工事

今回のプロジェクトでは、社員の皆様がビル内に「居ながら」の改修工事を進めました。工事は「2階(カフェエリア)」→「9階・10階(役員エリア)」→「1階(会議室)」→「3~8階(執務エリア)」の順番で行い、該当エリアの方々は4階に設置した「仮オフィス」に一時的に移動していただきました。テナントの仮移動・本稼働についてPM担当・引越し業者と綿密に連携を図り、スムーズな移動作業を計画することができました。

Consulting

コンサルティング

コンサルティング担当さん 画像

コンサルティング担当

グループ全社を対象にした「浸透プログラム」を実施しました。「働き方改革」を実現するには、ただオフィスを改修するだけではなく、グループ全員の意識を変えていくことが重要だからです。今回は最初にトップメッセージ動画を制作して、社員全員に「変わっていく」という思いを伝えました。同時に「経営層・幹部向けプログラム」を実施し、組織ごとにムーブメントの醸成を図りました。そこから全体へと広がるようにしています。

新谷 真弥さん 画像

新谷 真弥

SHINTANI MAYA

コンサルティング

「浸透プログラム」では、社員の皆様に向けた計4回の説明会も実施しています。説明会では、プロジェクトの概要とともに、新オフィスの目的や使い方を丁寧にお伝えしました。同時に、『運用マニュアル』を制作し、フリーアドレス化にあたっての運用ルールからコーヒーマシンの使い方まで、100ページにわたって記載しました。皆様が新しい働き方をポジティブに捉えられるよう、言葉遣いにも工夫を凝らしています。

Completion

竣工

梅岡 佐知子さん 画像

梅岡 佐知子

UMEOKA SACHIKO

デザイン

今回のプロジェクトには、コンサルティングやプロジェクトマネジメント、デザイン・設計、工事といった、多様な役職のメンバーが関わっています。クライアントからは「メンバーそれぞれが、自分の役割に真摯に向かい合っていた」と評価のお声をいただきました。プロジェクトが成功した秘訣もそこにあったと感じています。

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