三井ホーム株式会社

未来を指し示す羅針盤となる、部門や会社の垣根を超えてイノベーションを生み出すオフィス

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三井ホーム株式会社サムネイル

メンバー

Member

デザイナーと設計が最上流からプロジェクトに参加し、
一気通貫でサポートできるチームを編成

鈴木 達也さん画像

SUZUKI TATSUYA

SALES

木下 貴博さん画像

KINOSHITA TAKAHIRO

CONSULTING

木村 保之さん画像

KIMURA YASUYUKI

CONSULTING

佐藤 和樹さん画像

SATO KAZUKI

CONSULTING

佐野 翠さん画像

SANO MIDORI

DESIGN

瀬尾 翔さん画像

SEO SHO

DESIGN

木村 肇さん画像

KIMURA HAJIME

PLANNING

山本 佑輔さん画像

YAMAMOTO YUSUKE

CONSTRUCTION

テーマ

Theme

事業を象徴する「木」を使い、
未来への可能性と「グループを超えた交流」を創出する

2024年に創立50周年を迎えた三井ホームが本社を移転。併せて都内に分散していたグループ4社(三井ホーム、三井ホームエンジニアリング、三井ホームエステート、三井ホームリンケージ)の拠点集約を行った。それに伴い、未来の可能性を広げ、オープンイノベーションを実現するオフィスづくりが求められた。

各社のつながりを強化し、
「新しい働き方」ができるオフィス

新木場センタービルの3フロアに移転するにあたり「組織の垣根を超え交流し、イノベーションを生み出したい」というご依頼。社員の意識や働き方を変えていくためのプロセスをオフィスと並行してつくる必要があった。

三井ホームならではの、
木の魅力にあふれるデザイン

三井ホームでは、2024年に木造化技術ブランド「MOCX(モクス)」を立ち上げ、木造技術の発展・脱炭素社会の実現を目指している。そんな取り組みを象徴するため、「木」を打ち出したデザインが求められた。

企業の思想を体現し
グループ全体を活性化させるオフィスとは

ソリューション

Solution

組織の枠を超え、多様な個性がファミリーとして
一つ屋根の下集まり、交わるオフィス

経営層や部門選抜社員との対話から導いたのは、「MOCXCOM(モクスコム)」というコンセプト。「事業や木造技術の可能性を指し示す、羅針盤となるように」と願いを込めた。ゾーニングには、共有エリアの「LIVING」を通って各社の「ROOM」に行く「リビングインアクセス」という考え方を採用した。

メンバー全員が
クライアントと伴走

企業カルチャーに
沿った提案

「木」の魅力を
感じられるデザイン

Result 01

空間の境目を曖昧にして、
奥行きと開放感を演出

会社の顔である9階のエントランスは、スケルトン天井に組み込んだ「木」のルーバーが象徴的なデザイン。受付カウンターの背面の壁にはガラスを採用し、開放的で抜けのある印象をつくった。ガラスの奥には共有スペースである「GUEST LIVING」があり、社名サインを描いた壁を設置している。空間の中央に社名サインを置くことで、「三井ホームグループが新たな木の世界をつくっていく」というメッセージ性を込めた。

Result01イメージ
Result01イメージ
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1 / 3

Result 02

カフェを中心にコミュニケーションを促進する
「CENTER LIVING」

10階の「CENTER LIVING」は、3フロアの中心に位置する一番大きなリビング。カフェを中心にセミナースペースやミーティング、イベントスペースなどを充実させ、グループ内のコミュニケーションが活性化するようデザインした。太陽の光を浴びながら緑に囲まれる、中庭のように居心地の良い雰囲気を目指した。セミナースペースには、間伐材などを用いた5つのサステナブル天板のデスクを採用した。

Result02イメージ
Result02イメージ
Result02イメージ

1 / 3

Result 03

共有スペースの「LIVING」から、
各社の執務エリアにアクセス

各フロアの中心に位置する「LIVING」は、家族(グループの垣根を超えた社員)が心地よく集う空間として、開放的で居心地の良い空間を目指した。CAFEやミーティング席、ロッカーや複合機など、人々が集まるための要素を集約している。社員はこの「LIVING」を通って、各々の執務エリアである「ROOM」へとアクセスする。

Result03イメージ
Result03イメージ
Result03イメージ

1 / 3

Result 04

執務エリアや「SILENT ROOM」など
個人の作業に没頭できるエリアも完備

共有エリアの「LIVING」に加え、集中して仕事ができるエリアを設けた。会社ごとに分かれた執務エリアの「ROOM」は、住宅で自分の部屋をカスタムするように、クライアントの好みを最大限にくみ取ったデザインにした。また、4社が共通で使用できる「SILENT ROOM」もある。「地中に広がる木の根」をイメージした光を抑えた空間に、植物を模したペンダントライトを設置した。ライトの色は時間によって切り替わり、時の流れを伝えている。

Result04イメージ
Result04イメージ
Result04イメージ

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Result 05

随所に散りばめられた、
エンゲージメントを高めるしつらえ

「MOCX」を表現するために、「木」のアクセントを取り入れた。カフェやロッカーのサインには、丸太から切り出した一枚板を使用。木の断面を見せながら、有機的な形状の違いを楽しめるようにした。10階の「CENTER LIVING」には、社員が制作したアートを展示。丸太のパネルに「季節」の絵を描き、グラデーション状にならべることで1点の巨大な作品に。社員一人ひとりの思いがこもったアートウォールになった。また9階の壁面には1:1の矩計図を描き、事業を思わせるデザインを散りばめた。

Result05イメージ
Result05イメージ
Result05イメージ

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ソリューションポイント

Solution
Point

選抜社員との対話(ワークショップ)には、デザイナーや設計も参加。
クライアントの思いをくみ取り、一気通貫で手掛けた

Hearing

ヒアリング

鈴木 達也さん 画像

鈴木 達也

SUZUKI TATSUYA

営業

営業として、全体の取りまとめとコスト・コントロールを担当しました。今回は、三井ホームを含めた4社の集約移転ということで、全社の意見を反映させた進行をする必要がありました。全体の定例会議に加えて、4社との個別会議も行っています。各社の皆様にそれぞれの熱い思いがあったため、調整にも自然と熱が入りました。

Consulting

コンサルティング

木下 貴博さん 画像

木下 貴博

KINOSHITA TAKAHIRO

コンサルティング

プロジェクトのあらゆるフェーズで、全ての階層の社員に、世の中の動向やトレンド、先行事例などに触れていただき、対話の機会をつくることで、目線合わせを行っていきました。

木村 保之さん 画像

木村 保之

KIMURA YASUYUKI

コンサルティング

クライアントから伺ったのは、「グループ各社に変化に向けた強い思いがあるものの、拠点ごとに働き方やその意識に違いがある」という課題。「変化の方向性をいかに具現化し、自分事にしていただくか」「それをどう伝えていくか」が重要だと感じました。そこで私たちコンサルは、ワークショップなどのプログラムを通じて、できるだけ多くの方々に関わることを意識。総勢約250人の方と関わり、目指す働き方を皆様と考え、それを伝える機会を設けました。

Planning

コンセプト設計

木村 肇さん 画像

木村 肇

KIMURA HAJIME

設計

今回は、プロジェクトのキーとなる「リビングインアクセス」という提案がクライアントに受け入れてもらえるかどうかが大きなポイントでした。この提案が承認された際は、ほっと胸をなで下ろしたことを覚えています。その後は、この考え方を図面に落とし込み、フロア構成や動線計画を立てながら関係者との調整を行いました。

佐野 翠さん 画像

佐野 翠

SANO MIDORI

デザイン

全エリアのデザインディレクションをするとともに、「GUEST LIVING」「CENTER LIVING」「MATERIAL LIVING」などのエリアを担当しました。今回のプロジェクトの特徴として、私たちデザイナーと設計がプロジェクトの上流から関わったことも挙げられます。デザイナーの瀬尾とともに「構成プログラム」に参加し、皆様の声をデザインに組み込んでいきました。まさに一気通貫のプロジェクトだったと感じています。

Design

デザイン

瀬尾 翔さん 画像

瀬尾 翔

SEO SHO

デザイン

執務エリアの「ROOM」をつくる際は、各社に行ったヒアリングをもとに、それぞれの特色を打ち出していきました。個性的な「ROOM」とは逆に、共有エリアの「LIVING」は全ての社員が居心地良く過ごせる空間になっています。難しかったのは、コストを予算内に収めながら空間の特徴付けを行ったこと。海を望む11階の「LIVING」にはシーガラスを思わせる仕切りを設置するなど、アクセントで差異化を図りました。

佐野 翠さん 画像

佐野 翠

SANO MIDORI

デザイン

9階「エントランス」などのデザインは、三井ホームのデザイナーとコラボレーションしています。デザインのパースがある程度完成したところで、先方のご意見を参考にブラッシュアップを重ねました。「三井ホームらしい上質さを打ち出したい」というリクエストにより、三井ホームのモデルルームを見学して回り、技法やマテリアルを参考に取り入れました。社員一人ひとりの思いをくみ取り、全員にとって納得できるオフィスが完成しました。

Construction

施工

山本 佑輔さん 画像

山本 佑輔

YAMAMOTO YUSUKE

工事

今回のプロジェクトでは、B工事とC工事に加えて、什器納品と引越し作業を請け負っていました。合計60社を超える業者とやり取りがあり、打合せ・段取り・現場調整を日々行っておりました。スケルトン天井を有する9階エントランスと「社内外LIVING」のエリアは、建築・造作・設備・内装との取り合いが複雑で、現場で何度も打合せを重ねました。その甲斐もあり、きれいに完成したと思います。

Consulting

コンサルティング

佐藤 和樹さん 画像

佐藤 和樹

SATO KAZUKI

コンサルティング

今までと違う働き方や移転の不安を少しでも和らげられるよう、人事部の方とも話し合いながら皆様に「伝わる」表現を模索しました。またオフィスの施工と同時進行で、新オフィスに馴染んでいただくための「浸透プログラム」も実施しました。説明会やオフィスツアー、浸透トレーニングなどを通じて「新しい働き方」の具体的なイメージを伝えていきました。

Completion

竣工

瀬尾 翔さん 画像

瀬尾 翔

SEO SHO

デザイン

オフィスの施工中と竣工後に、社員の皆様を対象とした計2回のワークショップを開催しました。ワークショップでは、皆様と力を合わせて「森の四季」をテーマにした丸太のパネルアートを制作。同僚たちとわいわいアートをつくるなかで、新オフィスに対して前向きな気持ちを抱いていただけるよう注力しました。アートを飾った10階の「CENTER LIVING」に訪れるたび、当時の気持ちを思い出していただけたら嬉しいです。

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