パークウェルステイト幕張ベイパーク
シニア世代の新たなライフステージを飾る、ラグジュアリーなレジデンス
- MORITA YUMIKO
- MURATA SACHIKO
- KUROSU RIE
- YASUOKA CHIKA
- #レジデンス
- #新築
メンバー
Member
レジデンス領域の知見を総動員し
デザインと機能性を両立した空間を実現できるチームを編成
MORITA YUMIKO
SALES
MURATA SACHIKO
DESIGN
KUROSU RIE
DESIGN
YASUOKA CHIKA
DESIGN
テーマ
Theme
シニア世代の新たなライフステージの舞台となる
オープン・リファインド・ヴィラをつくる
三井のシニアサービスレジデンス「パークウェルステイト」が、千葉県の幕張ベイパークで開業することになった。三井不動産レジデンシャル㈱ならびにデザイン監修者が設定したコンセプトを具現化するための建築素材やFF&Eの提案を行ってほしい、というご依頼。
多様な価値観を持つシニアに
快適な住まいを提供
同シリーズのミッションは、多様な価値観を持つシニアのために「新たな人生のステージを、より自分らしく生きるための、すまいとくらしの新しいカタチを実現する」こと。この考えを体現するデザインが求められた。
リゾートホテルのような雰囲気で
明るく開放的なヴィラ
具現化すべきコンセプトは「オープン・リファインド・ヴィラ」。まるでリゾートホテルのように、明るく開放的で、幕張の自然に調和するデザインにしたいというご要望をいただいた。
デザイン性を担保しつつ、
居住者の立場に立った提案
手掛けたのは一般居室を有するタワー棟と共用部、介護居室を有する低層棟。利用者であるシニアの生活機能に配慮し、デザイン性と安全性を両立させた空間づくりを行う必要があった。
アクティビティが充実した
デザイン性と安全性に優れたレジデンスとは
ソリューション
Solution
自分らしい人生を生きるシニアに贈る、
水と緑が調和したリゾート感あふれるレジデンス
新たな人生のステージをより自分らしく生きるための住まいとして、幕張の水と緑が調和したリゾート感ある
レジデンスを創造。居住者とその家族、従業員が安心して利用できるように、安全面も強化した。
ホテルライクな
デザインと
安全面のバランス
造作家具から
備品まで
トータルに提案
家族や従業員も、
安心して利用できる
Result 01
中庭の緑が楽しめる
くつろぎ感のあるロビーラウンジ
ロビーラウンジには、大開口のガラス窓を採用。ホテルライクでありながらも自宅のようにくつろげる空間を目指した。中央に配置した家具は、迎車を待つ間の荷物置きやベンチとしても利用できる。友人たちと歓談できるソファ席や、中庭の緑が楽しめるパーソナルチェアも配置している。ロビーラウンジの奥には応接室を設け、幕張の海の風景を感じられる空間で訪問者を対応できるようにした。
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Result 02
海辺のリゾートをテーマにした、
水景のあるダイニング
ダイニングは約260席の大空間で、木材のスクリーンでゆるやかにエリア分けしている。窓の外には植栽のあるテラスが広がっており、美しい水景が楽しめる。エリアごとに海にまつわる小テーマを設定しており、メインダイニングは、海辺のカフェをイメージしてデザインした。テラスに続くドアがあるエリアは「砂浜」のイメージで、ラタンチェアやサンド系のファブリックをそろえた。ダイニングの隣には、「サンセット」をテーマにしたバーもある。
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Result 03
異なる雰囲気の空間で、
思い思いの読書を楽しむ
常時2100冊以上の蔵書がそろうライブラリー。リラックスゾーンと集中ゾーンへ分かれており、リラクゼーションスペースはライトトーンを基色とした明るい空間。窓に面したソファ席で、光を感じながら読書が楽しめる。集中エリアはダークトーンの落ち着いた空間で、自分の世界に没頭できるようにした。中央は特集コーナーがあり、推薦図書が展示できる造作展示台を用意した。
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Result 04
シニアが安心・安全に暮らすための
細やかな配慮
居住者が安心して快適に暮らせるよう、安全・機能面にも配慮。床と壁の境目の視認性を高めたり、各階の色味やデザインにメリハリを付けたりといった工夫をした。タワー棟のエレベーターホールは、各階で色が異なるアートとアクセントを採用。現在地の目安とした。共用トイレや手洗いスペース、手すりは、想定する利用者の背丈や、利用時の体勢に配慮した高さや形状になるように設計した。
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Result 05
従業員の憩いの場となる、
居心地の良い休憩室
今回のプロジェクトでは、利用者用の家具や什器に加えて、ここで働くスタッフ用の家具や什器も手掛けた。各企業と打合せを行い、レイアウトや必要備品も併せて提案している。従業員休憩室は、居住者用の施設とはあえて雰囲気を変えることで、気分を切り替えてリラックスできる雰囲気にした。カウンター席やボックス席に加えて、数人で利用できる個室も完備した。
ソリューションポイント
Solution
Point
関連業者とのチームワークを活かしながら
提案からFF&E、細かい備品のコーディネートまで手掛けた
Hearing
ヒアリング
森田 弓子
MORITA YUMIKO
営業
クライアントを筆頭に、デザイン監修者やゼネコン、施設の運営会社、メーカー、施工店、社内メンバーなど、本当に多くのメンバーが関わったプロジェクトになりました。今回のプロジェクトの特徴の1つが、営業とデザイナーが協力し、提案からFF&E、そして細かい備品の納品まで行ったこと。さまざまな協力業者の力を借りながら、クライアントのご希望を叶えられるように調整を進めていきました。
Planning & Design
設計&デザイン
村田 佐知子
MURATA SACHIKO
デザイン
私と黒須は、ご依頼をいただいた最初期から参加しています。主に黒須がタワー棟を、私が低層棟を手掛けています。タワー棟の中でも共用廊下や大浴場脱衣室、ゲームルームなどの機能的な設計が必要なエリアは私が担当しました。一般居室に入るための廊下では、隣接したライブラリーとのつながりを意識。ライブラリーの家具も仕切りとして利用しながら、「ホテルライクな共有エリアから自宅に入っていく」イメージをつくりました。
黒須 理枝
KUROSU RIE
デザイン
タワー棟のロビーラウンジを筆頭に、ダイニングやバー、スカイビューラウンジやライブラリーなど、コミュニケーションの中心となるエリアを担当しました。どのエリアも利用者の気分に合わせて使い分けできる工夫を設けたほか、イベント利用もしやすいようにしています。例えばスカイビューラウンジは、ソファではなくテーブルと椅子の構成にしたことで、セミナーやヨガ教室など、フレキシブルに利用できるようになっています。
村田 佐知子
MURATA SACHIKO
デザイン
同レジデンスは、シアターやカラオケルーム、ゲームルーム、ピアノルームなどのアクティビティ施設も備えています。施設ごとに異なる印象を打ち出すため、それぞれに幕張の自然をイメージしたテーマを設けました。シアターのテーマは「渚」で、波打ち際を思わせるブルーのパネルを設置しています。麻雀ルームは女性からも人気だと聞き、テーマを「華」に設定。差し色に暖色を使いつつ、男女ともに好かれる空間を目指しました。
安岡 智花
YASUOKA CHIKA
デザイン
過去に手掛けたシニア向け物件の知見やデータを活かし、クライアントから助言もいただきながら、人間工学に基づいた家具選定や家具設計を行っていきました。例えば幕張の海を思わせる「ブルー」は、水晶体が混濁したシニアの方にとっては「グレー」に見えてしまい、視認性が悪いそうです。どの程度のブルーなら快適に感じていただけるかなど、検討しつつデザインしました。
村田 佐知子
MURATA SACHIKO
デザイン
介護居室を有する低層棟は、タワー棟以上にさまざまなデザインの制約がありました。エントランスや廊下の壁面には手すりが張りめぐらされているほか、車椅子の方が安全に利用できるようにガードの枠も入っています。巾木の幅も、通常に比べて広いことが特長です。機能として必要な「線」が多かったため、そこをどうデザインで解消するかに頭を悩ませました。
黒須 理枝
KUROSU RIE
デザイン
いわゆる「シニア施設と什器」という見映えにはならないよう、洗練されたデザインと安全性(シニアの身体に対する負担を軽減し、触れる場所に優しさがある)を同時にかなえる必要がありました。
Delivery Management
納品管理
営業担当
搬入・納期期間は約1ヶ月で、30社ほどの関連業者の出入りがありました。私はその中で、各社のスケジュール管理や搬入計画等を行っています。実際に納品が始まると、家具やアートの設置位置の調整など、現場に入って初めて分かる課題が日々発生しました。デザイナーたちと密に連絡を取り合いながら、無事納品完了を迎えることができました。
Completion
竣工
黒須 理枝
KUROSU RIE
デザイン
いつもデザインテックとともにプロジェクトを推進している、さまざまな協力会社の尽力があってこそできたプロジェクトだったと思います。実際に工事に入った後も、各企業から「こうした方がより効率的なのではないか」などの提案をもらうことがあり、これまでに培った関係性が活きていると感じました。全ての関係者が納得し、安心・安全にご利用いただける、ラグジュアリーなヴィラが完成しました。
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