リュエル神宮の杜 ザ・レジデンス
コンセプトは、「10人のうち1人に響く住宅を」。北参道で「尖る」という選択
- SAITO TEIJI
- SAITO SHIGEKI
- ARII KOJI
- YASUHARA YUKA
- SHIMADA RYOKO
- SATO TAKUMI
- SOTOYAMA TAKAHIRO
- HORIE MIKU
- TAKESHITA EINAN
- ONO KYOKO
- #レジデンス
- #リニューアル・改装
- #バリューアップ
- #大規模改修
メンバー
Member
ライフスタイル事業本部とスペースデザイン事業本部
インテリアコーディネーターのクロスオーバーチームで編成
SAITO TEIJI
SALES
SAITO SHIGEKI
SALES
ARII KOJI
SALES
YASUHARA YUKA
PLANNING
SHIMADA RYOKO
PLANNING
SATO TAKUMI
CONSTRUCTION
SOTOYAMA TAKAHIRO
CONSTRUCTION
HORIE MIKU
CONSTRUCTION
TAKESHITA EINAN
DESIGN
ONO KYOKO
DESIGN
テーマ
Theme
意匠面・機能面・安全面の全てを強化し、
物件のバリューアップを図る
北参道の築20年の賃貸マンション「リュエル神宮の杜 ザ・レジデンス」を分譲マンションとして区分再販するにあたって、「共用部のリノベーション」「モデルルームの提案」「大規模修繕工事」を行うというプロジェクト。最初のご依頼は2022年だったが、2024年に3部屋目のモデルルームの提案依頼をいただいた。
北参道という地の利を活かした、
魅力的な提案
北参道は流行に敏感な人たちからの人気が高く、注目度も高いエリア。同エリアの立地を活かした提案が求められた。
既存の建物を活用し、
物件のバリューアップを図る
共用部のリノベーションと大規模修繕工事を通じた、バリューアップ施策のご依頼。既存の建物の特徴を残しつつ、近隣の新築高級分譲マンションとの差別化を図ることが目的とされた。
2022年~2024年にかけて、
3部屋のモデルルームを制作
同物件のペルソナである「DINKs層」と「ファミリー層」に向けて、2部屋分のモデルルームを制作してほしいというご要望。この仕事が評価され、2024年には3部屋目のモデルルームを制作することに。
北参道の地の利を活かした
物件のバリューアップとは
ソリューション
Solution
「10人のうち1人に響く住宅を」というコンセプトで、
ひときわ目立つカッティングエッジなマンションに
2022年当時、同物件が販売を予定していたのは8戸中の4戸のみで、一般的な新築分譲マンションのように一般受けを狙う必要はなかった。そこで、「10人のうち1人に響く住宅を」というコンセプトで、エッジの効いたデザインを採用。北参道エリアの中でも、ひときわ目をひくマンションになった。
10人のうち1人に響く
尖ったデザイン
意匠面・機能面・
安全面の
全てを強化
共用部から
専有部までを
一括で対応
Result 01
「10人のうち1人に響く住宅」を目指した、
カッティングエッジなデザイン
共用部のバリューアップでは、ファザードとエントランスを中心とした改修工事を行った。最初に目に入るのは、ファザードからエントランスまで続く凸凹のあるリズミカルな木目のアーチ。アーチのピッチは手前と奥で異なっており、奥に行くほど細やかになる。建物に吸い込まれていくような、奥行きのある印象をつくった。エントランス片面の壁や床には、ライン状の流理(ナデ)が印象的な天然石「シルバーストライプ」を採用。
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Result 02
マンションの外観イメージに近い素材を使いながら、
「DINKs層」がゆったり暮らせる空間を制作
1つ目のモデルルームでは「DINKs層」をペルソナとして設定した。リビング・ダイニングにオープンキッチンを馴染ませることで、空間を広く見せている。インテリアテイストは個性的なアースカラー。キッチンの背面にはエッジが効いたダークグレーの扉のパントリースペースを備えている。「扉を閉めると全て隠せる」というコンセプトで、使い勝手と見た目の美しさを両立させた。
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Result 03
ペントハウスは、
空や緑と溶け合うイメージ
2つ目のモデルルームは、子育て中の「ファミリー層」を想定。メゾネットタイプのペントハウスだったため、上階と下階で異なる雰囲気の空間を目指した。リビングのある2階は、白を基調とした明るいイメージ。ルーフバルコニーを活かし、窓から見える空や緑と溶け合う印象をつくった。玄関やベッドルームのある下階エントランスは、ダークトーンを基調とした重厚感のあるイメージ。階段を上がった瞬間の透明感を際立たせた。
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Result 04
構造の梁を活かした、
「水平ライン」の美しいモデルルーム
3つ目のモデルルームは2024年に制作。「リビングを介して主寝室とトイレに入る」という動線を「廊下を介して主寝室とトイレに入る」という動線に変更し、水回りとプライベート空間にゆとりを持たせた。同時に、構造の梁を活かした美しい水平ラインを制作。リビングドアの周囲にはアーチを模した「踏み込み」を入れて、天井の梁との調和を図っている。
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ソリューションポイント
Solution
Point
2つの事業本部とインテリアコーディネーターが連携し、
意匠面・機能面・安全面の全てをカバーしていく
Hearing
ヒアリング
斎藤 禎司
SAITO TEIJI
営業
今回のプロジェクトは大きく分けて2つ。1つは、私たちライフスタイル事業本部とインテリアコーディネーターが担当した「共用部のバリューアップ」と「モデルルームの提案」。もう1つは、スペースデザイン事業本部が担当した「大規模修繕工事」です。この2つは同時並行的に進められ、事業本部同士の緊密な連携が求められました。当社のクロスオーバーを象徴する事例になったと思います。
Planning & Design
設計&デザイン
竹下 英南
TAKESHITA EINAN
デザイン
共用部分とモデルルームのデザインを行いました。今回は「突き抜けた個性を表現してほしい」というクライアントのご要望に応えて、通常のマンションでは採用が難しいさまざまなデザインに挑戦しています。例えば、1つ目のモデルルームのベースクロスには一般的な白基調のクロスではなく、海外住宅を思わせるイエローグレー基調のクロスを採用しています。また、2つ目のモデルルームではほとんどの壁を取り払い、開放的な空間構成を意識しました。
安原 由佳
YASUHARA YUKA
設計
竹下のデザインを設計に落とし込みました。特に気を使ったのは、建築材料の選定と細かい納まりです。クライアントからは「華やかな素材を使いたい」というご要望があったのですが、華やかな素材はコストも高く、予算オーバーしてしまう可能性がありました。代替の素材も提案しながら、デザインを活かす設計を心掛けました。最終的には、クライアントの要望通りの空間が実現できたと思います。
Construction
施工
佐藤 匠
SATO TAKUMI
工事
今回は「既存マンションのバリューアップ」というご依頼だったため、もともとの居住者様がいらっしゃる中での工事となりました。私の仕事は、着工前に居住者様にご挨拶し、工事へのご理解をいただくことから始まりました。居住者様によってライフスタイルが異なるため、各居住者様に合わせた対応が必要でした。そこから竣工までの間、現場と居住者様の橋渡し役を担当しました。
有井 孝治
ARII KOJI
営業
私はスペースデザイン事業本部の所属で、今回は大規模修繕工事の営業として参加しました。修繕工事の主な内訳は、「屋上と各ベランダの防水工事」「窓とサッシ周りのコーキング」「外壁のタイルの打診検査と改修工事」「コンクリートの塗装」でした。最初にクライアントから言われたのが、「居住者様のご負担にならないように」ということ。工事担当の外山には、振動や騒音がなるべく出ない方法で工事を進めてもらいました。
外山 高浩
SOTOYAMA TAKAHIRO
工事
有井と同様スペースデザイン事業本部の所属で、大規模修繕工事の工事を担当しました。今回特に気を使ったのが、外部足場の壁つなぎや外壁タイルの改修時に行う躯体の穴あけ作業です。この作業には振動ドリルを使用するのですが、建物全体に振動音が響いてしまうため、1日の音出しの時間帯を明確にしました。メリハリをつけて作業したことにより、近隣にお住まいの方や居住者様のご負担を軽減できたと思います。
Completion
竣工
斎藤 禎司
SAITO TEIJI
営業
「10人のうち1人に響く住宅を」というコンセプトはお客様にも好評で、モデルルームは発売から1ヶ月程度で完売しました。この事例が評価され、2024年に再度モデルルームのご依頼をいただきました。
Hearing
ヒアリング
齋藤 茂樹
SAITO SHIGEKI
営業
2024年のプロジェクトで、営業としてヒアリングとコスト・コントロールを担当しました。最も難しかったのは、やはりコスト・コントロールです。クライアント側には、「1回目と同じコストで、よりよいものをつくって欲しい」という期待感があるので。設計担当の島田や安原とも相談しながら、コストの折り合いをつけていきました。
Planning & Design
設計&デザイン
島田 良子
SHIMADA RYOKO
設計
リフォームプランナーとして、2022年から全てのモデルルームに関わりました。デザインの納まりを検討し、メーカーとやり取りして実施設計図をまとめました。今回特に悩んだのは、パウダールームのドア枠の納まりです。木パネルとドアの高さを揃え、パネルとドアが馴染むように気を付けました。また、水平ラインが美しく通るように、上枠の納まりの細かい部分も最後まで検討を重ねました。
安原 由佳
YASUHARA YUKA
設計
特にこだわったのが、天井の「梁」のデザインと動線です。同物件はもともとが賃貸マンションなので、一般的な分譲マンションに比べて梁が目立つ設計でした。インテリアコーディネーターの小野と話し合いながら、天井が高くすっきりと見えるデザインと使い勝手の良い動線を検討しました。
小野 京子
ONO KYOKO
デザイン
建築的にどうしても出てきてしまう 凸凹(梁下がりや柱など)を、インテリアデザインの一部として取り込みました。後付けの化粧で目を引くものをつくるのではなく、建築と融合させながら空間のつながりにも配慮しました。「もともとこうデザインされるべき空間だった」と思っていただければ成功です。
Construction
施工
堀江 海来
HORIE MIKU
工事
2022年に引き続き、工事担当で参加しました。今回のデザインは、室内の「水平ライン」がポイントだったので、梁の周辺がきれいに納まるように特に気を使いました。数ミリのズレがあるだけで印象が大きく変わるので、現場の職人たちとコミュニケーションを取りながらラインの調整を行いました。精度の高い施工が実現できたと思います。
Completion
竣工
齋藤 茂樹
SAITO SHIGEKI
営業
クライアントからは、また新しいモデルルームデザインのご依頼をいただいています。私たちとしても、今後が楽しみな物件です。
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