ルスツリゾートホテル&コンベンション
最強のウェルネスルームをつくる。ルスツで叶える、唯一無二のラグジュアリー体験
- KIMURA ERI
- KAMIJO AYAKA
- YAMANO NAO
- OGASAWARA KENJI
- AKIMOTO SHUICHI
- MASUI YUURI
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- #ウェルネス
メンバー
Member
クライアントのウェルネスに掛ける思いを考慮し、
彼らの要望に応えられるチームを編成
KIMURA ERI
SALES
KAMIJO AYAKA
PM
YAMANO NAO
DESIGN
OGASAWARA KENJI
FF&E DESIGN
AKIMOTO SHUICHI
ENGINEERING
MASUI YUURI
CONSTRUCTION
テーマ
Theme
大自然ルスツで味わう「最強のウェルネス」
ウェルネスルームのナンバーワン、オンリーワンを目指す
2000年代から、ヘルスツーリズムやアンチエイジングリゾートに力を入れてきた加森観光。
今回は、ルスツリゾートの9階1フロアを全面改装し「最強のウェルネスルーム」をつくることが求められた。
ほかにはない、最強の
ウェルネスルームをつくる
加森観光は、ルスツリゾート内で直営のファームを運営するなど、ウェルネスを軸にした多様な挑戦を行っている。「ここでしか味わえない『オンリーワン』のウェルネス体験をつくってほしい」というお題をいただいた。
ルスツで実践する
究極のマインドフルネス
「ウェルネス=究極のマインドフルネスであり、富裕層にとっては最高のラグジュアリー体験になりえる」というクライアントの解釈により、ルスツの大自然に抱かれ、心身ともに充実できる体験設計が求められた。
客室内に、スパやサウナ、
水風呂などの設備を同居させる
「自由」に時間が使えることも、ラグジュアリーの一要素。客室内にスパやサウナなどを同居させ、「部屋内で全てが完結するようにしたい」というご要望があった。通常のホテルとは異なる空間設計が必要だった。
ルスツが提供する
「唯一無二のウェルネス」とは
ソリューション
Solution
「スパの中に客室がある」という発想
自然×イマーシブ体験でつくる、唯一無二のウェルネス空間
「客室にスパがあるのではなく、スパの中に客室がある」という発想で、
スパとリビングを一体化した「ウェルネスゾーン」を制作。ルスツの自然とイマーシブ体験を掛け合わせ、
今までにない究極のラグジュアリーを創出した。
スパとリビングの
一体化
自然との共生
デジタルを駆使した
「イマーシブ体験」
Result 01
スパとリビングが一体化した空間で、
極上のウェルネス体験を
最高グレードの「プレミアムスイート」では、99㎡もの空間を贅沢に使用した。見所は、「客室にスパがあるのではなく、スパの中に客室がある」というアイデアを形にした「ウェルネスゾーン」。スパとリビングはシームレスにつながっていて、床は全面タイル張り。濡れたまま素足で移動できる。「ホットバスを出てバスローブを羽織り、ソファの上で乾杯」そんな体験を可能にした。
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Result 02
自然とつながり、
心身をリトリートする
客室内に「自然」の要素を取り入れることで、五感を満たし、心身共にリトリートできる空間を目指した。山小屋のような勾配天井と三角窓も特徴的。窓の外には、ルスツエリアの四季折々の自然が広がる。リビングには、煙や煤(すす)を排出しないバイオエタノールの暖炉や、無垢材のテーブルをしつらえた。
Result 03
自然×デジタルでつくる
究極のイマーシブ体験
五感の体験を強化するため、デジタルの体験も掛け合わせた。ホットバスの水面には、プロジェクションマッピングで浜辺のさざ波や天空の星空が投影できる。一流ブランドのスピーカーと、アロマデュフューザーも設置。美しい映像や光、心地よい音や香りに癒やされながら、時間を忘れて滞在できる空間をつくった。
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Result 04
木製の帯に包まれた、
印象的なドライサウナ
「プレミアムスイート」のドライサウナは、同ホテルのためだけに製作した特注品。「誰も見たことがない」サウナを目指し、身体にフィットする木製の座面をつくった。座面は下段・中段・上段の3ステップで、それぞれ温度やカーブが異なる。壁面の素材には、北海道上ノ国町産の天然鉱石遠赤外線ブラックシリカを使用した。
Result 05
ベッドルームは普遍的な印象に
ウェルネスゾーンとの「対比」を意識し、ベッドルームは明るく柔らかな雰囲気にした。「スイート」では、ベッドルームの隣にヒノキ製のバレルサウナを設置。ブラインドを降ろすことで、仕切りをつくることも可能。シーンごとに違った印象を打ち出すことで、つねにフレッシュな気持ちで滞在できるようにしている。
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ソリューションポイント
Solution
Point
「最強のウェルネス」という単語から、プロジェクトが発進。
クライアントの思いを汲み取り、唯一無二の価値を創造
Hearing
ヒアリング
山野 奈緒
YAMANO NAO
設計・デザイン
2019年にルスツリゾートの「大浴場棟」のデザイン設計を手掛けたご縁で、山野宛に直接ご依頼をいただきました。最初に手渡されたのは、1枚のコンセプトシート。描かれていたのは、「最強のウェルネス」という単語と、「森の中にあるベッドルーム」「森の中にある湖」などを表すイメージ画像でした。クライアントの思いを丁寧に紐解きながら、「どのような空間にするか」ということから提案しました。
Concept & Design
コンセプト&デザイン
山野 奈緒
YAMANO NAO
設計・デザイン
1年間ほど打合せを重ね、最終的にはプレミアムスイートは既存の客室3部屋を1部屋に、スイートは2室を1部屋に拡張することが決定しました。同時に、設備のセレクトも行いました。プレミアムスイートのサウナ・ユニットバスは、同部屋だけのオリジナルデザイン。当時は予算が不確定で、さまざまな案を提示しました。しかし、クライアントの「今までにないものをつくる」という思いを受け、「オンリーワン」の設計を進めました。
木村 絵里
KIMURA ERI
営業
私の役割は、クライアントとの接点を作り、実際の受注につなげること。今回のプロジェクトでは、「最強のウェルネスルーム」を具現化するために、音や映像、サウナなどの各専門会社とも協業する必要がありました。クライアントの思いを汲み取りながら、各専門会社との業務調整や予算管理などを行いました。
上條 綾香
KAMIJO AYAKA
プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーとして、プロジェクト全体のコスト・納期コントロールを担当しました。グレード感のあるディティールや意匠を残しつつ、ホテル側の運営清掃面にも配慮しながら、ゲストの使い心地を追求する……。これらのバランス感覚が求められたプロジェクトでした。
Planning
FF&E設計
小笠原 健二
OGASAWARA KENJI
FF&E 設計
今回のプロジェクトでは、内装工事を東急建設が、FF&E工事を弊社が請け負い、私はFF&E実施設計を担当しました。山野の設計図を元に、家具図面などを作成する仕事です。家具を設計する上で最も難しかったのが、ハイグレードルームらしい高級な印象と、機能性を両立させること。クライアントと話し合いながら、細かい箇所を詰めていきました。ゲストの記憶に残る、高品質な空間ができたと思います。
Construction
施工
秋元 秀一
AKIMOTO SHUICHI
工務
工務として図面チェックを行いました。今回のプロジェクトでは、壁面に石材を多用しています。そのため、什器を設置する際の「石の取合い」に非常に頭を悩ませました。苦労した分、完成の喜びもひとしお。施主検査では、クライアントの目の前で暖炉に火を入れたのですが、そのとき「おお!」と歓声が上がり、「この物件に関われて良かった」としみじみ感じました。
増井 佑吏
MASUI YUURI
工事
内装が完成したあと、約2ヶ月間現場に常駐し、什器などの搬入と工事を行いました。今回はハイグレードルームということで、大きくて重量のある家具がほとんどでした。そのため、「搬入に予定の倍の人手が掛かる」などのアクシデントもありましたが、自然の中でリラックスしながら、どっしりと構えて対応することができました。客室のデザインにも、ルスツエリアの自然の恵みがふんだんに活かされていると思います。
Completion
竣工
木村 絵里
KIMURA ERI
営業
加森社長は当初、「広告ではなく、口コミで魅力を広めたい」と考えていたようです。そのため、当時は限られたゲストだけが利用されていましたが、最近は狙い通り口コミで人気が広がってきたようで、新規の予約も増えてきたそうです。宿泊してくださったゲストがウェルネスを感じ、多くの方に伝えてくださったことをうれしく感じています。
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