SOMA RESIDENCE HAKUBA
古民家と鮮度の高いインテリアを掛け合わせた、ストーリー性のあるレジデンス型ホテル
- MASUDA KENJI
- TANAKA EIKO
- WATANABE KAEDE
- MIYATA KENYA
- #ホテル
- #リニューアル・改装
- #ブランディング
- #アート
- #リゾート
- #ホスピタリティ
メンバー
Member
数々のホスピタリティ空間を手掛けてきた
ブランド構築を得意とするメンバーを編成
MASUDA KENJI
SALES
TANAKA EIKO
DESIGN
WATANABE KAEDE
DESIGN
MIYATA KENYA
CONSTRUCTION
テーマ
Theme
古民家を改修したレジデンス型ホテルに
新しい価値を生み出すFF&Eの提案
長野県白馬村にある築100年を越える古民家をフルリノベーションし、レジデンス型ホテルを開業するプロジェクト。白馬エリアは美しい自然を有しており、オールシーズン楽しめるリゾート地。この白馬に「行く価値がある」と思わせるデザインを提案してほしい、というご依頼をいただいた。
白馬村に「行く価値がある」と
思わせるレジデンス型ホテル
長野県白馬村は、夏はマウンテンリゾート、冬はスキーリゾートとして魅力的なエリアで、第2のニセコとも呼ばれている。この白馬村に、「訪れたい」と思わせる価値をつくってほしい、という要望があった。
ターゲットは
「富裕層インバウンド」
ターゲットは、ニセコなどのリゾート地に行き慣れた「欧米の富裕層インバウンド」。バケーションレンタルとして、1ヶ月以上の滞在を想定していた。彼らのお眼鏡にかなう、本物の価値を提供する必要があった
白馬エリアで提供する
この土地でしかできない体験とは
ソリューション
Solution
「The OLD-NEW FUSION」というストーリーで
唯一無二の滞在価値を創造
白馬エリアだけの価値として、四季折々の表情を見せる自然の景色に注目。宿泊体験の空間デザインにも「移動することで景色が変化していく」というシークエンスデザインの手法を取り入れた。その体験に「The OLD-NEW FUSION」というストーリーを付随させることで、ここにしかない価値を創造した。
その土地にしかない
体験価値
ストーリーのある
シークエンスデザイン
インバウンド富裕層の
ゲストを満足させる
本物志向
Result 01
緩急に富む空間演出で、
景観のうつろいを表現
エントランスの先にあるホワイエには、白馬の石材と千曲川をモチーフにした障子絵のウェルカムアートを展開。劇的なアライバルエクスペリエンスを生み出した。移動によってうつろう景観を表現するため、緩急に富んだ空間づくりを行っている。そのためのポイントとして、「ウェルカムアート」「日本の伝統建築」「ハイエンドな質感」「ぬくもり感」の4点を重視した。
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Result 02
伝統的な「小屋組」が見える
大開口窓のリビング&ダイニング
ホワイエを抜けると、日本の伝統工法である「小屋組」を活かした大きな吹き抜けのリビング&ダイニングが広がる。エントランスやホワイエ、寝室の天井はあえて低めに設定し、同空間に足を踏み入れた際の抜け感を強調した。ダイニングテーブルの背面には大開口窓を採用し、夏は緑、冬は一面の銀世界を望めるようにしている。
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Result 03
小梁の中に照明を入れた、
落ち着いた印象のベッドルーム
寝室は、マスターベッドルームとセカンドベッドルームの2部屋。マスターベッドルームには、キングサイズのベッドとウォークインクローゼットを設置した。天井には古民家ならではの小梁があり、内部にハイダクレールスポットを通した。そこに照明を仕込むことで、立体的な光環境が提供できる工夫をしている。
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Result 04
床壁同仕上げの
ミニマルな源泉掛け流しの温泉風呂
バスルームには源泉かけ流しの温泉を導入し、温泉本来の色や香りを楽しめるようにした。壁と床には同材タイルを採用。ウッドブラインドを開けると、窓の外には白馬の伸びやかな景観が広がる。パウダールームの化粧台は、ファミリーがノンストレスで利用できるツインベイシンを選択。
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Result 05
ストーリーにメリハリを加える、
自然をモチーフにしたアート
「The OLD-NEW FUSION」というストーリーを彩る、数々のアートにも注目。白馬の石材を使用したウェルカムアートに加えて、北アルプスを象徴する白馬岳や、千曲川をモチーフにしたアートも制作した。マスターベッドルームのアートパネルは、「白馬エリアの四季の自然」がモチーフ。なぐり加工を施した板に、冬の夜空と夏の草地を表現したブルーとグリーンをグラデーション状に転写している。
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ソリューションポイント
Solution
Point
白馬村の自然の恵みを取り入れながら、
ここにしかない価値とストーリーを創造
Hearing
ヒアリング
増田 健児
MASUDA KENJI
営業
築100年を超える古民家のフルリノベーションを計画していたクライアント。「海外の富裕層も多く訪れる白馬ならではの魅力ある内装デザインとFF&Eを提案してほしい」というご依頼をいただきました。元々ある柱や梁をそのまま空間に露出するため、現地を全て採寸するなど、家具の寸法調整や納まりには非常に気を使いましたが、ご満足いただける仕上がりになりました。
Concept & Design
コンセプト&デザイン
田中 映子
TANAKA EIKO
デザイン
「The OLD-NEW FUSION」というストーリーのもと、伝統的な建築×鮮度の高いインテリアを掛け合わせたフュージョンスタイルを創造しています。「昔ながらの要素を磨き上げて再構築する」「意外性のあるもの同士を掛け合わせる」という2点を意識し、本物志向のインバウンド富裕層ゲストが満足できる「洗練された心地よい緊張感」を創出しました。
渡辺 楓
WATANABE KAEDE
デザイン
同物件に設置したアートは、全て当社のオリジナル。千曲川をイメージした意匠障子やファブリックアートのグラフィックに加えて、長野地産のほおずきを利用したディスプレイなども制作しています。客室には、窓からのビューにインスピレーションを受けたオリジナリティの高いアートを散りばめました。アートの制作にもさまざまな工夫を加えたことで、この施設にしかないダイナミックな演出を行うことができました。
Construction
施工
宮田 健矢
MIYATA KENYA
工事
施工自体は地元の建設会社が担当しており、連携を取りながらFF&E納品を進めました。今回は古民家を改築した物件だったため、室内に自然の曲線が多いのが特徴でした。特に印象深いのは、ダイニングの梁に取り付けた長方形のシーリングライト。曲がりくねった丸太の梁に設置する必要があったので、レーザー墨出し器を使用しながら水平ラインを探りました。大開口の窓から見える、一面の銀世界が印象的でした。
Completion
竣工
田中 映子
TANAKA EIKO
デザイン
白馬には1棟貸しのバケーションレンタルが軒を連ねており、宿泊施設の個性化が求められています。そんな環境の中、長野の景色に寄り添いながら、上質で日本らしい表情のレジデンス型ホテルをつくりだすことができました。内外を緩やかに繋ぎながら、豊かな滞在を提供するバリューを創出しています。
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