東京ドームシティ Space Travelium TeNQ
未来の宇宙旅行が楽しめる、近未来体験エンターテインメント施設
- MASUDA KENJI
- SHIBUYA HARUKA
- TSUTSUMI CHIKA
- KUNIHIRO MARI
- NAKANO RIHO
- #商業施設
- #新築
- #エンターテインメント

メンバー
Member
別分野のエキスパートと協業し、
サイエンス×体験コンテンツを実現できるメンバーを選出

MASUDA KENJI
SALES

SHIBUYA HARUKA
SALES

TSUTSUMI CHIKA
DESIGN

KUNIHIRO MARI
DESIGN

NAKANO RIHO
CONSTRUCTION
テーマ
Theme
未来の宇宙旅行が楽しめる
近未来体験エンターテインメント施設をつくる
東京ドームシティ内に、宇宙体感施設「Space Travelium TeNQ」をオープンすることに。クライアントである、株式会社東京
ドームが描く空間イメージやコンテンツを具現化するため、宇宙について学べる展示エリアに加えて、VR体験やイマーシブなカフェラウンジなどを楽しめる体験型施設の設計・展示デザイン・FF&Eを担当した。
VRコンテンツをメインとした
大人も楽しめる宇宙体験施設
宇宙旅行をテーマとした体験型エンタメ施設を新たにオープンしたいというご依頼をいただいた。ミュージアム展示×エンタメ施設という新分野への挑戦が求められた。
未来の宇宙旅行を
いかに表現していくか
「未来の宇宙旅行」というテーマに加えて、展示コンテンツの内容はクライアントからのご要望をもとに進行した。宇宙旅行という特殊な世界観を、空間設計でいかに再現するかがポイントだった。
宇宙について
楽しみながら学べる展示
展示エリアでは、「宇宙」という専門性の高いコンテンツを楽しみながら学べるよう、知的好奇心を刺激する什器の設計および実現が求められた。
未来の宇宙旅行を再現した
大人も楽しめる体験型施設とは?
ソリューション
Solution
クライアントの施設構想と空間イメージをひもとき
魅力的な空間設計として具現化
未来の宇宙旅行を体験できるエンターテインメントや、宇宙をテーマにした学びの場としての役割を担う本施設。クライアントからご共有いただいた各エリアのカラーイメージや、体験コンテンツをもとに、展示空間に適したグラフィックの制作や体験型什器を設計。来場者が自然と引き込まれる体験価値の高い施設づくりを目指した。
コンテンツの価値を
最大化する空間づくり

学びの体験価値を高める
展示グラフィック制作

楽しみながら学べる
体験型什器の実現
Result 01
宇宙港をイメージした展示エリアで、
宇宙に飛び立つ期待を高める演出
宇宙の情報と未来の宇宙旅行について学ぶ展示エリア「Space Terminal」のテーマは、宇宙へと旅立つための「宇宙港」。宇宙空間をイメージしたVRエリアとのコントラストを意識して、白を基調とした空間となっている。差し色には宇宙や宇宙港を思わせるブルー系のカラーやメタリック素材を使い、空間全体を演出。
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Result 02
子供から大人まで、楽しみながら学べる展示
空港のターンテーブルをモチーフにした「BAGGAGE」コーナーでは、重さの異なる8個のトランクケースを展示し、「地球で10kgのトランクケースは、ほかの星では何㎏になるか」を実際に持ち上げて重力を体感できる。壁に設置された生地をめくってクイズの答えを確認したり、スイッチを押して宇宙の香りを嗅いだりする展示も。
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Result 03
スタンバイルームで、宇宙旅行の準備を行う
VRエリア用の受付がある「Standby Room」は、宇宙に旅立つ準備エリア。黒が基調の空間で宇宙を表現し、天井付近には宇宙飛行士の実物大模型を設置。宇宙旅行のワクワク感を表現した。チェックイン機で搭乗券を発券し、「SORAVEL LINE」カウンターからVR宇宙旅行に出発する。
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Result 04
星雲や星空を映し出すイマーシブ空間で、
宇宙旅行の余韻に浸る
VR宇宙旅行を楽しんだあとは、カフェ&ラウンジエリアの「LOUNGE Q」に到着する。星雲や星空など「宇宙の絶景」をテーマに、宇宙旅行の余韻に心ゆくまで浸れるイマーシブ空間だ。丸いソファは宇宙に漂う石をイメージしており、寝転んで利用することも可能。カフェ「TeNQ CAFE 138」では、宇宙や星をモチーフにしたドリンクやフードを購入できる。
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Result 05
多彩なコンテンツをオリジナルの展示グラフィックで表現
空間とのバランスを図りながら、宇宙の情報や宇宙旅行などの多岐にわたる展示グラフィックを制作。例えば「宇宙港」をテーマにしたSpace Terminalでは、展示サインや誘導床サインを、ターミナル感のあるデザインで統一。壁面パネルは、鑑賞者の視認距離に合わせてテキストのサイズや行長を調整。1.5mほど離れて観賞した際に、最も読みやすく、かつ美しく映えるレイアウトになるよう演出した。
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ソリューションポイント
Solution
Point
展示コンテンツの制作会社やデジタルコンテンツの制作会社など
別分野のエキスパートとも協業
Hearing
ヒアリング

増田 健児
MASUDA KENJI
営業
クライアントから、空間イメージやスケッチ、コンテンツの企画内容をいただきました。プロジェクトが本格的にスタートしたのは2024年の年明けでした。その時点で開業予定日が決まっており、希望工期の実現と、費用対効果の最大化が求められました。当初は営業として参加し、プロジェクト本格始動以降はマネージャーとして全体をまとめています。
Planning
コンセプト設計

渋谷 晴香
SHIBUYA HARUKA
営業
増田の後任として、プロジェクトの進行管理とコスト・コントロールを行いました。今回は、ミュージアム展示×エンタメ施設という特性上、管理すべき内容も多岐にわたりました。特に、制作会社に依頼した素材(展示用のテキストやデジタルコンテンツ用の動画など)は、完成した箇所から順次納品される形式だったため、進行管理に大きな労力を要しました。エクセルにまとめ、チームで随時共有しながら進めています。
Design
デザイン

堤 知佳
TSUTSUMI CHIKA
設計・デザイン
主に施設全体のデザイン設計を担当しました。お客様からいただいたイメージからデザイン構築を行うにあたり、空間デザインの骨子は順調に決めることができたものの、展示グラフィックや造作の調整に多くの時間を費やしました。とにかく展示の物量が多かったので、ひとつひとつ丁寧に設計を進め、空間と一体となった魅力的な展示デザインが実現できました。「ここが見所」と1つには絞りきれないほど、全てにこだわった施設です。

國廣 真理
KUNIHIRO MARI
設計・デザイン
展示グラフィックと什器のデザインを担当しました。展示用のテキストは内容が専門的で、さらに文字数も多かったため、お客様が読み飽きないメリハリのある配置やバランスを考慮する必要がありました。展示グラフィックの制作は初めてだったので、展示専門の外部グラフィックデザイナーの意見も参考にしつつ、お客様からのご要望である「ハンズオン什器の三次元的な動きと連動した、直観的で分かりやすいデザイン」を意識しました。
Construction
施工

中野 莉帆
NAKANO RIHO
工事
渋谷の話にもあるように、展示コンテンツの制作会社やデジタルコンテンツの制作会社など、普段はあまり接点のない方々ともご一緒させていただきました。お互いに手探りの部分も多く、都度意見をすり合わせながら進めたことを覚えています。例えばVRは期間限定の展示が多く、今回のように細部まで作り込んだ施工をするのは珍しいそう。そこに対応できたのは、普段ご一緒している施工会社の方々が快く対応してくれたからでした。
Completion
竣工

堤 知佳
TSUTSUMI CHIKA
設計・デザイン
同プロジェクトでは、サイエンス×体験コンテンツという私たちにとって未知の分野にチャレンジすることができました。今回の成功を通じて、当社の活動領域も広がったのではないでしょうか。個人的に嬉しかったのは、SNSを通じてお客様が楽しんでいらっしゃる様子を拝見できたこと。皆様の「楽しい」という声が何よりも活力になりました。これを機に、今回のようなプロジェクトにもどんどん挑戦していきたいです。
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